全日本学生弁論大会
 

中央大学辞達学会

我が中央大学辞達学会の歴史は、明治時代に花井卓蔵という人物を中心として学生有志の力で組織されました。

花井卓蔵教授
花井教授は、「雄弁は術に非ずして、人格の発露である。故に雄弁道を歩まんとするものは、この道を通じて、人格の養成をなさねばならない。」とし、単に雄弁のみに終始せず、『論語』衛霊公第十五「子曰辞達而己矣」の精神を旨として空虚な美辞麗句や徒らなる強弁漫語を戒め、自己の所信を堂々と表明し、その意を正しく人に達すべきものであると説かれました。かくして、辞達学会は、雄弁の研鎖を通じて人格を練磨する修養団体であり、人格陶治の道場としての根本精神の礎定を見るに至ったのであります。

当会の目標は、学生が、自分の意志を堂々と表し、その意味を正しく他者に伝えることにあります。その意思を引継ぎ、現会員の我々は弁論等の活動を通じて人格の陶治や社会文化への貢献を目指し、出場する大会で弁士がその人格を発露することが出来ることを最大の目標としています。


OBで経済評論家の上念司氏。氏には当会のみならず、弁論界全域において多大なご尽力を頂いており、この度の大会開催も氏によるご協力の賜物である。
当会は政界や法曹界を始めとし、社会のあらゆる分野に多くの俊英を輩出してきました。
国会においては、海部俊樹氏(第76・77代内閣総理大臣)塚本三郎氏(第5代民主党委員長)を始めとした多くの議員が活躍し、法曹界や学会においては、堂野達也氏(第25代日弁連会長)や戸部修三氏(第15代中央大学学長)を始めとした数多くの弁護士ないし学究がその手腕を発揮しております。このほかにも、地方議員や実業家としてあるいは公認会計士や言論人として活躍している者も多くいます。














年間に、花井卓蔵杯争奪全日雄弁大会全国学生新人弁論大会、著名政治家を招いての新歓講演会の企画運営なども行っております。

昨年の花井杯の様子